塾を開業する際に最もネックになるのがお金の問題でしょう。
教室を賃貸借契約したり、教材などの備品を揃えたり、先生を雇ったりすると、事業計画以上に初期費用がかかることもしばしば。
今回は、学習塾を始める際の開業資金を集める方法として、自己資金、助成金・開業支援、出資、融資、事業用ローン(ビジネスローン)、クラウドファンディングの6つを紹介したいと思います。
この記事さえ読めば起業におけるお金の問題を解決できるように、僕の体験談等も交えながら書きたいと思います。
塾開業資金の集め方 自己資金
やはり、まずは自己資金を使った開業を検討しましょう。
生活防衛資金として毎月の生活費の3〜6ヶ月分を預貯金として残し、それ以外を開業資金に充てるようにしましょう。
生活に困ってしまうようなことがあると塾の経営どころではなくなってしまうので、そこはきちんと分けて考えるようにしましょう。
もし、現時点で預貯金から開業資金を捻出するのが難しい場合は、アルバイトや派遣の仕事などをして自己資金を貯めましょう。
アルバイトを探すなら圧倒的に求人数が多いインディードがおすすめです。
塾開業資金の集め方 助成金・開業支援
自己資金では足りない部分を埋め合わせるために、助成金や開業支援金を受け取れないか検討しましょう。
地方自治体のホームページにも助成金関係の資料はアップされていますし、税理士さんなどに相談すれば受け取れる可能性のある助成金などをおすすめしてくれます。
助成金類は書類作成や面談など手間がかかりますし、そこまで大きな金額は期待できません。そもそも、開業時に該当する助成金はそこまで多くないのが現状です。
それでも興味がある方は助成金関係に強い士業の方に相談してみると良いでしょう。税理士さんを探すなら税理士ドットコムがおすすめです。
また、フランチャイズ学習塾の開業であれば本部が開業支援を行っているケースもあるので、フランチャイズ比較サイトフランチャイズの窓口を覗いてみてください。
塾開業資金の集め方 出資
株式会社を立ち上げて出資を募るというのはベンチャー資金調達の王道です。
出資を受けたいと思うならば個人事業主や合同会社ではなく、株式会社にする必要があります。
なぜなら、株と引き換えにキャッシュを受け取るからです。
塾を始めるのに最初から株式会社を起こし出資を集めるのは多少ハードルが高いかもしれませんが、事業拡大による上場や大手への売却を計画しているなら、投資を受けるのもひとつの手です。
僕も何度か投資家の方にプレゼンテーションをする機会をいただきましたが、最終的には出資を受けることはありませんでした。
出資をする側(個人投資家やベンチャーキャビタル)は、その事業の成長性と出口の明確さを見ています。
事業をどのくらいのスパンで拡大し、いつまでにエグジットを目指すのかを明確にできれば、出資を受ける道もあるでしょう。
塾開業資金の集め方 融資
銀行などの金融機関から融資を受けるのも出資と同じく資金調達の王道です。
塾の開業に対する融資であれば、日本政策金融公庫の創業支援融資や地元の信用金庫の融資が主になるでしょう。
開業後の事業計画などの書類を作成し、担当者と面談をすることで融資額や融資の可否が決まります。
これも助成金と同じように税理士さんに相談をすると、必要書類などのアドバイスを貰えます。
融資額については、希望額満額を受け取れるケースもあれば減額されるケースもあるので、なんとも言えないというのが実情です。
僕もこれまでに日本政策金融公庫の融資には2度ほどお世話になっていますが、両方とも希望額満額を融資していただいています。
塾開業資金の集め方 事業用ローン(ビジネスローン)
塾の開業資金を金融機関から借りられなかった場合や金額が足りなかった場合は、ビジネスローンを検討すると良いでしょう。
それぞれの会社が独自の審査をするため、他では借りられなかった場合にも融資を通してくれるケースがあります。
ただし、金融機関からの融資と比較すると高金利になるため、借りるならどうしても足りない分を少額で借りる程度にすることをおすすめします。
おすすめは、大手で知名度の高いアイフルビジネスファイナンスです。また、他社の審査が通らなかった場合は柔軟な審査をしてくれるキャレントもおすすめです。
クラウドファンディング
ここ数年で新たな資金調達の方法として注目を集めているのが、クラウドファンディングです。
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを意味しています。
また、その資金調達のお礼としてリターンを返すのも、クラウドファンディングの特徴です。
あなたの開業ストーリーに共感してくれる人から資金調達ができるのです。
僕も、過去に120万円の資金調達をクラウドファンディングで成功させました。そのときに利用したのは国内最大のクラウドファンディングサービスキャンプファイヤーです。
担当スタッフのサポートも丁寧で、そのおかげで目標を超える資金調達ができたので、とてもおすすめのサービスです。
まとめ
このように、資金調達の方法は多岐にわたります。
僕もまだ自己資金、金融機関からの融資、クラウドファンディングしか使ったことはありません。
ただ、それぞれにどのような特徴があり、どのようなときに使うべきなのかは理解しておくことをおすすめします。
もし、あなたが塾を開くための資金集めに頭を悩ませているなら、まずは専門家に相談してみましょう。
もちろん、僕も相談には乗れますので、いつでも公式LINEからご連絡ください。
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