塾開業後の年収はいくら?経営者・先生・指導員の収入を大調査!

学習塾の開業・集客・経営ノウハウとアイデア

学習塾を始めようと思っている方にとって最も重要なテーマのひとつとして、「お金」が挙げられます。

開業に必要な資金やそれに充てるための融資や出資に関すること、事業所得によって生まれる利益に対して発生する税金のこと、そして経営者や指導員の人件費のこと。

事業を始めるからにはお金について正しい情報と価値観を持っておく必要があります。

今回は、そのなかでも塾開業後の経営者や先生の年収について、さまざまな業界からのヒアリングをもとに事実をお伝えし、最後にどうすれば収入アップを目指せるのかを考えたいと思います。

学習塾開業後の経営者・先生の年収の実態とは?

まずは、結論から述べたいと思います。

それは教室開業後(起業直後)というのは、経営者の収入はゼロだということです。

これはどの分野の教室のオーナーさんに聞いても同じ答えが返ってきました。

教室開業直後は、売り上げが固定費(教室賃借料、備品などの初期投資)を超えたとき、やっと経営者の収入が生まれるのです。(法人の場合は次期から)

とはいっても、「開業直後の塾オーナーの平均年収は0円でした!」では調査の意味がないので、「どのくらいの期間で初めて売り上げがあがったのか」、「損益分岐点はどのくらいでクリアしたのか」、「現在教室運営何年目で月収はいくらくらいなのか」も聞いています。

では、いくつか具体例として紹介したいと思います。(※掲載している例はすべて許可をいただいた方のみです)

個人学習塾経営者 Hさん(60代男性)の月収

早期退職を機に学習塾を開校し、近所に住んでいる子ども4名がキャンペーンで入会してくれたため、初月から売り上げをあげることができました。その後は、口コミで徐々に増えていった感じです。

当初の固定費は0円(自宅)だったので、最初から損益分岐点はありませんでした。

5年目を迎えましたが、月収15万円前後を行ったり来たりしているかんじです。

フランチャイズ塾経営者 Aさん(女性)の月収

大手教育サービスのフランチャイズで塾を経営しています。

教室を初めてからすぐにお問い合わせがあり、初月から売り上げがありました。フランチャイズの知名度のおかげです。

知り合いが管理している物件の1室を間借りしている感じなので固定費は月5万円程度で、本部からの支援金などもあったので最初から持ち出しはありませんでした。

教室をはじめて10年目で、月収は大体20万円程度です。

大手塾教室長 Mさん(男性)の月収

大手塾の教室長を務めています。

既存の中規模塾を買収した際に室長として派遣されたため、損益分岐点は最初から超えていました。

室長になってから5年が経ち、月収40万円は当初から大きく変わりません。

学習塾開業後の経営者・先生の年収を調査してみて思うこと

この調査でわかったことは、塾経営者の収入が40〜60万円付近であったことです。

また、先生についてはアルバイトが多く月収20〜30万円程度でした。

経営者の年収については、もうすこし高くなると予想していましたが、調査対象が個人もしくは数店舗の塾運営者に偏っていたので、やや低めに出た可能性があります。

また、ひとえに教室長といっても、いろんな契約形態の方がいます。

会社に雇われている教室長とオーナー兼教室長では、収入に大きな差がでます。

とはいっても、やはり塾経営者の年収の中央値が40万円では、夢のないお話だと思います。

では、どのような考え方で教室経営をしていけば自らの収入や利益を伸ばすことができるのでしょうか?

学習塾開業後に年収を上げるために必要な考え方

経営者の収入=教室の売り上げ-経費・投資。

年収アップを目指すならば、教室の売り上げを増やすか、コストを削減するかしかありません。

売り上げを増やすには生徒数を増やすか、単価を上げるしかありません。

また、コストを削減するには教室の賃料を下げるか、先生の人件費を削減するしかありません。

つまり、生徒数・生徒単価・教室賃料・人件費、この4つの項目について改めて検討することが、年収アップにつながるのです。

構造が単純な学習塾ビジネスではこの4項目をコントロールできれば安定した経営を行うことができるでしょう。

生徒数は、集客を改善すれば増やすことができます。

生徒単価は、生徒数や生徒層など現状に応じて値上げを検討すれば良いでしょう。

教室賃料は、大家さんに交渉するか、引っ越しを検討すれば下げることができます。

人件費は、先生と交渉するか、新たな先生と交代するかで下げることができます。

これらは当たり前のことではありますが、うまくいっていない教室に限って本質からズレてしまっているケースが多いです。

もし、思うようにお金を稼ぎ出すことができていないなら、これらの本質的な項目に集中してみましょう。

まとめ

経営者や先生は「生徒に教えるのが好き!」というモチベーションが大きく、あまり自分や教室の稼ぎに興味のない方が多いです。

しかし、僕は事業であるからにはしっかりとお金を稼ぐことが重要だと考えています。

なぜなら、経営者自らのためだけでなく、教室や先生への投資に使うお金がなければ、生徒さんにより良い価値を提供することができないからです。

ずっとカツカツな経営状態では、生徒さんにとっても、先生にとっても、自分にとっても良いことは何もないのです。

きちんと稼いできちんと還元する。

僕は、この当たり前を学習塾業界にも浸透させたいのです。

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